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エルビス家の歴史
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土曜日は、義父の誕生日のお祝いにみんなで集まって タイレストランに行ってきました。




家から2時間も運転して どーして田舎でタイレストランなの!?!?! と エルビスにぶーぶー言っていたのですが おいしかった、、(汗)
 事前にネットでメニューをチェックしたら チャイニーズ、タイ、ジャパニーズと めちゃくちゃだったので全然期待していなかったんですけどねぇ、、。 まぁ田舎でイギリス人相手に・・・となると こうなってしまうのでしょうか?(笑)
 お店の方も私を見て「うわ~ここの人じゃないわよね? この辺に住んでいるアジア人は私達の他に一人しかいないのよ!」 と 大喜び。(笑)
 
 今日は、GG(エルビスのおじいちゃん)も来ていたのですが 義母が「GGがこういう食べ物を食べられるのは 戦争で9年間もいろいろな国を周っていたからよ。」という話から 戦争中の話など聞くことができました。 
 {考えると92歳のおじいちゃんが、タイ料理ですものねぇ、、
イギリス料理しか食べられないお年寄りは たくさんいるのでそれを考えるとすごい事なのかもしれません。}
 エルビスによるとGGから戦争の話は聞いた事がない・・と聞いていたので ちょっと今日はびっくりしました。
 GGは、戦争中 9年間も船の上(Merchant Navy)で中東、アジアなど、まわっていたそうです。 長男(義理父の兄)が18ヶ月の時に戦争に行ったので戻ってきた時には子供はもう少年だんですね、、。
 GGのお父さんは第一世界大戦中にGGが生まれてすぐに戦地だったベルギーで亡くなったそうですが彼自信お父さんの愛情は受けられなかった その上 自分の子供との貴重な時間も戦争によって奪われてしまったんですね、、。
 そして すごい事につい先日義父が ネットで調べてGGのベルギーで亡くなったお父さんのお墓の場所を見つけて 6月にGGは生まれて始めてお父さんのお墓参りをする事になったそうです。私には、想像もつかないくらい大変な事をたくさん乗り越えたきたGGに 本当によかったね、、と心から思いました。

 そして もう一つ。
エルビスの祖母(義母のお母さん)がドイツ人だと言う事は ずーっと前に書いたと思うのですが いろいろあってエルビスは おばあちゃんとは会おうとしないばかりか「ドイツ人の血は うん十年前にトイレで流した。」(爆)と とても誇りに思っています。(笑)
 私は、そのおばあちゃん(リリー)と2回ほど会った事があるのですが とてもきれいな方でお上品なおばあさんでした。
 さて、いろいろ事情があって 和解するために数年前に義母とリリーは、かつてリリーが住んでいたポーランドに旅に出かけました。 
 到着したポーランドの村には駅があり 田舎の小さな駅なのに そこから出ている線路は何本も何本もあったそうです。 まるでアウシュビッツのようだ、、と義母はすぐピンときたそうです。

 ここまでの話は 数年前に聞いたのですが エルビスは 自分の祖父が自分の顔にひげを生やした顔とそっくりだったら どーしよう! と彼なりのジョークで笑っていましたが かなりびっくりしていました、、。
 私も、ヒトラー、ナチなんて 私にとっては歴史上、教科書の中での人物・・・まさかこんな身近で・・・ とショックというか なんというか・・・。

 そして 今日その話の続きを直接 義母から聞きました。

リリーはその線路を見て 急におろおろし出して突然昔の事を思い出した様だったと義母は言っていました。 
 リリーは当時18歳、彼女のお父さんは仕事でポーランドに住んでいたので一緒にポーランドにやってきて そこで秘書として働いていたそうです。 お父さんは港で働いていてたぶんポーランドに運ばれてきたユダヤ人に関した仕事していたようです。彼はポーランド人と住んでいれば自分の身は安全だろうと 当時ポーランド人のガールフレンドと一緒に住んでいましたが ドイツ人の妻はドイツにいたので 不倫ですね、、(汗)
 結局 後にポーランドにやってきたロシア人によって お父さんは捕らえられ処刑されたそうです。 その時も娘を助けるどころか自分だけ地下に隠れたそうです。

 リリーは自分の身は自分で守らなくてはならず 自力でドイツに辿り付き 自分の母親と妹を助け出したそうです。 妹はその後 イギリスとの間に子供ができましたが、イギリスに行くのを拒否してドイツに残り ドイツ人と結婚。 リリーは ドイツに戦いにきていた男性(エルビスのもう一人のおじいさんですね、、)と出会って そのままイギリスに渡ったそうです。 
義母は 「それが自分の身を守る唯一の方法だったんでしょうね、、 でも 母も母の妹も二人ともその後は 悲惨な運命だったのよ、」 と寂しそうに言っていました。

 私は 亡くなった私の祖父、祖母から戦争の話は聞けませんでした。
聞いてはいけないと思ったし、聞いてはいけなかったんだ・・と思います。

 今日聞いた話は とてもショックでしたが、貴重なお話でした。
戦後60年以上経った今も 実際まだまだ人々の中では現実なのです。 
 
 
 お別れの時 GGをいつもよりも ぎゅっ、と抱きしめて 「元気でね」と言ったら
 
 ''Don't forget me.’’

 と言われました。

 何だかとっても悲しい気持ちになって エルビスと車の中で もっと会いに行ってあげようね、、 と話し合いました。

  家に戻ったのは夜の11時過ぎだったのですが 今日はどうしてもこの事を書きとめておかないと、、と思って ・・・ あぁ、もう2時。

 戦争の事はあまり詳しくないので乏しい文章力なのが何とももどかしいのですが 私にとっては心に残る一日でした。

   
                                       おやすみなさい。
 

 
 
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Top▲ | by mappet | 2007-03-25 10:06 | イギリス生活あれこれ
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